ピーターパンとして葛藤しつづけたであろう2026年春と夏の渡辺くんを、ただ自分が忘れたくないための無駄に長いだけの覚え違い満載の覚え書きです。誤字脱字・おかしな反復多分あるし読みづらいしおもしろくないです。もしこの先進まれる方がいらっしゃいましたらどうぞご了承ください
2026.7.20 渡辺翔太 感想
ああ夏が終わってしまいました。
デビューしてからあのコロナ禍超えてからは、まあ年に一度のツアーの中で、動く渡辺くんをこの目で見られたらそれだけでラッキー…くらいに少しはなってたのに。
夏に向かう風や香りがね、なんやかんやで四季を通して会いにいけてた頃を思い出させるのよ。銀テ飛ばなかったあの夏の〝また来月(少年たちで)会えるじゃん〟って言ってくれたやつ。お守りみたいに脳内で永遠に擦り続けてる。楽しかったな…ってね笑
でもね。
置いていかれてしまう影をちゃんと迎えにきてくれるのよね。だから渡辺翔太はズルい。笑
また次。…はきっとあると信じてます。
スケジュール的に難しかったのかワイドショーで取り上げていただけたのが公開翌日土曜日のめざましテレビだけでした。それから、ラジオによると作法がわかってなかっただけだったようですけど、いままでなら初日や千穐楽によく見てきたカテコでの〝一旦お座りください〟で始まる座長のご挨拶らしきもなく、これが外部の舞台の所以なのかと飲み込むのも我ながら早かった笑。
外部舞台の座長!
デビュー前の愛と青春キップは初めての外部ではあったけど、阿部くん岩本くん一緒だったしミュージカルだったし。けど何?このたびは女優さんとのダブル座長で?歌わない?踊らない?それは渡辺翔太の無駄遣いでは?…なんて思いました正直。
でもね、開けてみたら〝これぞ渡辺翔太!〟でしたね。
小物使いが絶妙に上手い!(そこ?笑)
これまで様々な小物をあたりまえに小気味よく操る渡辺くんを惚れ惚れと眺めてまいりましたけども、いちばん好きな扇に並ぶ好きなアイテム増えたかも…うん。ブルースハープ。
肺活量存分に発揮してたねえ。音色冴え渡ってたよ。まるで歌声だったね。ポイントつかんだらぐんぐん自分のものにしてしまうの改めてすごいなって目を細めちゃった。そして何度でも惚れ直してしまう。
ピーターしかり。初めは〝あ。これは渡辺翔太〟って引き戻される瞬間が実は何度かあったけど、後半は本当に物語に没入してしまったよ。
あそこにいたのは紛れもなくピーターパンだったな。
これほどに落とし込んだピーターを閉幕の瞬間にネバーランドに置いて行く渡辺くんの切り替えにアイドルとしてのプロ意識感じたけど、こちらはあのラストの気迫に絆されてまだまだロストピーターパンのままよ。
あの日の少年もいつかは大人になる道を選ぶ日が来るのでしょうか?
6度にわたるカーテンコールはなにかしらの伏線のようにも思えてしまった。
そうして年甲斐もなく思春期のように哲学の小径に迷い込んでしまう感覚が甘酸っぱくてね。これ以上ないと思っていても何度でも彼に対する新しい愛しさが生まれてしまう。脳内アンチエイジングだなあ。みんなみんな渡辺くんのおかげ。
いつもありがとう。
渡辺くんは座長とは言え、錚々たるキャストのみなさまにおそらくはいやいや僕なんて精神返り咲きしていたのではないかと推測しましたけど、舞台期間中(7/16)の素のまんまによると〝オレはSnow Man〟と鼓舞して励んだとのことで聞き手のラウちゃん同様に感動してしまいましたよ。Snow Manでデビューできて本当によかったと、こういうとき何度でも思ってしまう。
しかし入所日公演は体調悪そうだったねえ。呼吸が浅くて心配だったけど、時折深く息吐くの見て、ダンスの佳境でそうした後、アメノウズメでも降りてきたしたかしら?と思うほどに踊り込んでいく瞬間と同じだったので心配と思いつつそこから放出されるエナジーに期待してしまったのも事実。追い込まれた時ほど渡辺翔太はギラギラと艶めくので。
病により熱を帯びたピーターの腕の中でウェンディはいつもより高めの体温を感じていたのかしら…
んんんー!ってなる!(マーティン)
それから期間中の負傷は自分の目で見たわけではないので多くは語れないけど、殺陣やフライングがある場面で裸足は新鮮(渡辺くんの踝と土踏まずが大好きなので肉眼で拝めてありがたいはありがたいけどやはり心配)だったから殺陣などのある演目で目に慣れた地下足袋って彼らの大切な足を守るためには理にかなったものだったのだなあと改めて。
あと堺に移動してからのカテコレポで見かけた双眼鏡や腕時計の手首叩く仕草は、自分の目で見たら泣いただろな。だってクリエとかでみんなに〝それタッキーよくやるよね!〟って突っ込まれてた〝じかんのもんだいっ!〟のまんまだったんだろなって思うもの。
双眼鏡の仕草も自分の目で見たら〝タッキーやんタッキーのまんまやん😭〟てポストしてやろうと思ったけど見ること叶わずでした笑。人は邪な気があるとそういうご縁に恵まれないものです笑。
舞台の自担は一期一会です。自分の目で見られたものがすべてで良いのだそれで良いのだ(え?バカボンのパパ?)
前後するけどまずは劇場を訪れるには初めての新宿!なんで日比谷じゃないのー😭って最初は少し怯んだけど、始まる前のなべ日常で新宿ど真ん中だよー(6/10)てアテンドしてもらえて、ネバーランド夢見る子供たちの役もあるよー(6/13)てモチベもいただいてすっかり心が強くなるから自担の力とは計り知れない。歌舞伎町タワーのスタバの店員さんが完全に英語でここ国どこや?てなったけどw多分もう大丈夫。
妖精浮かぶ〝星空の魔法〟なる青い飲み物は飲んでしまうのがもったいない造形美でしたし、青いドリンクホルダーは友人のおみやげにと4本も買ってしまったので帰路筋トレ状態だったのも良き思い出です。再演があればまた楽しみたいな。
再演といえば!
演出のジョナサン・マンビィさんはロミオとジュリエットの演出もされておられるそうで…(ドリボきっかけでピーターパンに巡り会った渡辺くんがこれをきっかけにロミオやることになったら…ついにはシェイクスピア俳優じゃん!どうしよう…っていまから心拍数心配)…
オタクの戯言ですw
楽しみたいと言えば、大千穐楽前にお詣りさせていただたいた住吉大社もありがたくて本当に心躍ってしまった。渡辺翔太くんをピーターパンとしてこの地にお招きいただきお見守りいただき本当にありがとうございました。無事の閉幕のお礼にまたお伺いさせてください。
で。
全然本題に入らないいつものやつw
以前のように幕割り見て感想残そう!と奮い立ったものの、なんとパンフにそれらしき場割り幕割りがなく途方に暮れましたので、小説のピーターパンとウェンディを参考に思いの丈をぶつけていきます!(所信表明)
【第一幕】
舞台は1908年ロンドン。昔勉強した世界史のままなら産業革命のころのイギリスの街並みが窓の外に映し出される子ども部屋。暗転して音楽が鳴り始めると就寝前の子供たちが4人。長子長女のウェンディと弟たちは上からジョン・マイケル・トムの幸せそうな家族の様子からの始まり。
序章。ワニと海賊船のおもちゃで遊ぶ無邪気なトム。ワニと海賊船は伏線というよりは〝ネバーランド〟というおとぎの国は物語の中の物語の中にすでに存在しているということかな。
ジョンが勇ましく戦争ごっこを始めるところから物語がさらに動き出す。二つの大戦にむかう世界で戦勝国になっていくイギリスにも今からは考えられない男尊女卑の思想があり、それに順応しづらいシルクや生き物が好きなマイケルはその後の世界でそれらに寛容になっていく動きの象徴であり、末の弟の取れてしまったボタンをつけることで母性垣間見せるも戦争ごっこに嬉々として加わるウェンディもその象徴。そして最初から咳き込みがちなトムは、幼い子どもが助からない病も多くあったであろうころの20世紀のはじまりのころのお話し。と言ったところでしょうか。
家族を守るべく強くあらねばならぬミスターダーリングは子どもたちを叱らねばならない場面もウィットに富んだジョーク(アラジンと魔法のランプなど)を交えて諭す、いかにも子どもたちが大好きなお父さん。それから良妻賢母を絵に描いたようなミセスダーリングの声色は、昔見た大草原の小さな家とか小さな恋のメロディなどの古い洋画を思い出してしまうような心地よさだったな。物語のなかでは、かつては夢を見た少女が鬱屈とした世情に否を唱えられないまま大人の女性にならねばならなかった実は少し複雑な役どころ。
君の唇には秘密が隠れてる
家族にも言えない秘密の恋のひとつやふたつあるから人生もおもしろいのよ。ふん。笑
しかしどの役柄よりこの母親の心情がわかりすぎて最初ちょっとしんどかった。ピーターパンってこんなお話しでしたっけ?って狼狽えてしまったけども、わたしには逃げられる場所があるから幸せだなあ。とも。
遊びに興じて壊してしまった母親のランプを衣装箱に隠す場面で4人の子どもたちが葬送行進曲を口ずさむのだけど。これこそがこの物語の主題。
LOST
に含まれるさまざまな意味が点と点で繋がって行く巧妙。謎解きみたいでワクワクしたなあ。見つけられなかったものもあるかもしれない。結論を言ってしまうと、このウェンディとピーターパンはLOSTの物語。だと思ってる。だからこんなに終わったあとの喪失感も強いのかなあとも。まあ何を失ったとて生きているものは前向きに生きるしかないのよ。
…と、ロストピーターパン状態の自分に言い聞かせる毎日です。笑
嘘をつくと豚蛙になっちゃう芳根京子ちゃんかわいすぎたな。笑
咳き込むトムをミセスダーリングが抱き抱えるとおそらく高熱(肺炎かな…など邪推)。お医者様(ドクタージャイルズ)をお家に呼ぶも〝もう助かりませんよ〟というふうに家をあとにする様子を物陰から息を潜めて見つめる姉弟たち。
取れてしまっていたトムの赤いボタンを握りしめながらボタンつけより楽しみ(戦争ごっこ)を優先してしまったが故のトムの病だと自責の念が生まれるウェンディ。
病で苦しそうなトムのそばで寝ずの看病につく母親を心配しながらベットに入るウェンディ。眠りについたトムを見て子ども部屋の椅子で仮眠をとるように眠るミセスダーリング。
そして。真夜中の雷鳴はお迎えの合図。ダーリング家が大切な末っ子を失う(LOST)瞬間がやってくるとひとつめの稲光で窓際に人影。ふたつめにサイドテーブル上にまた人影。みっつめまんまるビスケット顔の女の子をみつけて笑み浮かべる同じ人影。明かりにぼんやりと映し出されるトムのベッドのまわりにお迎えの使者とその従者と思しき影。
使者は魔法の粉をポケット?から取り出すと柔らかく吹きかけ影の従者たちに指示することで浮かび上がるトムからは苦しそうな咳は消え、穏やかな表情で子ども部屋の窓から空へ召される。とても重要なLOSTの瞬間。
余談ですけどトムが運ばれるかんじ、亀梨くんドリボのLOST MY WAY思い出しちゃった。渡辺くんが亀ちゃんに指揮棒渡してたころのドリボ。
子どもを亡くしたことはないけど、病気や怪我の看病で心を痛めたことは何度でもあるし近しい人を亡くすことは本当に辛いことなので実はこの序盤からもう涙腺ゆるゆる。
でもしかしこここそが渡辺くん…いやしょっピーターパンのお出ましの場面でした。暗がりに窓からテーブル、ウェンディのベッドサイドからトムを導くべくベッドの頭の部分への移動に音もさせず移動する無重力感。トムを浮かび上がらせるときにしならせる肩から腕のたおやかさ。柔らかくとがらせる唇も優しげに落とす視線もまさに渡辺翔太そのもので最初はこの悲しい場面に没入するの難しかった。はあー(泣)久々に舞台で演技する渡辺くんだー(泣)てね。笑。
トムを迎えに来た使者はトムが落とした?テディベアを拾い抱きしめながらまんまるビスケット顔の女の子を名残惜しそうに眺めているのだけれど、退散を自身の影に促され慌ててその場を離れるべくテディベアを放り投げると、主人の不祥事片付けるべく影がウェンディ?のベッドにそのテディベアを置いている間に影は出遅れ、窓が先に閉まってしまう。すなわちひとつの影が子ども部屋に取り残されてしまう。隠れ場所を探す影はお城?の形のおもちゃ箱に身を潜めると閉まる音に目を覚ますミセスダーリング。
そして家族はトムを失う。
早々にトムのベッドのお布団を片付け日常に勤しむミスターダーリング。これも残された家族を守るべく働かねばならない父親の悲しさのあらわれと解釈しましたが。対して子どもを亡くした現実から日常を取り戻せない母親の悲しみと。そしてひとりの家族を失うことで崩れてしまった家族を焦燥の気持ち抱えながら奮闘するも無力な長女と。余談ですが病気じゃないのに薬飲ませたいお母さん今だって結構いるよね笑。長い休みに入るから抗生剤くださいって話しよく聞く(職業柄笑)
そうして時が1年すぎて行くころ。1909年のダーリング家の子ども部屋。
窓の外に男の子がいることに気づいているウェンディと、それを必要以上に気づかせないよう心配する母親。自分の通ってきた失敗や後悔は子どもにはさせたくない気持ちの表れかな。この場面でとても好きなセリフだった〝失せろ!ジョージ!〟も今思えばLOSTだな。
そうして。喧嘩する両親をとりなすことはできず弟たちも心を病んだままなことに心痛めるウェンディは、からっぽになってしまったトムのベッドに乗るとトムが戻ってきてくれるように祈りを捧げる。
雷鳴が響きそれとともに大きな叫び声と物音。ウェンディが振り向くとトムではない少年が転がり落ちてくる。
〝痛え!ケツが〟って泣きそうな声で登場する少年。ウェンディに〝ケツって言った!〟と言われていけない言葉だと悟ると〝ケツガムシ〟だと言い訳するくだり。もちろんケツガムシって検索したけどおらんのねそんな虫w
虫ではないけど、何か光る虫のようなものに振り回される男の子が水差しの中にそれを隠す(中に入れるふうでライトを消して水差しの横に置いて本で水差しにフタしてる)と。
ウェンディへの距離縮めてお顔を覗き込む少年が〝君の顔まんまるでビスケットみたい〟と言う場面になるわけですけども。初めて見た時からかわいい女の子だなあときっと思っていたのでしょうに、ちょっとイジワルな言い方しかできない少年の愛しさ現してて化粧箱に入れておきたい美しい場面だったな。
用無しとわかると早々に帰ろうとするその少年をひきとめ、まずは自分の名を名乗るウェンディが彼の目的を尋ねると自分の影を探すべくお部屋を覗いてた旨伝えて気味悪がられるやりとりがファニーだったのに言葉で伝える技量がないの残念。
生きている人に知られてはならない事情をその妖精つかいが口にしてしまうのではないかと心配する妖精が彼の〝ロストボーイ〟という言葉に反応しては出てきて閉じ込められるのだけど、衣装箱に閉じ込めて〝黙れ!〟と言われて〝かんじわる!〟って言うのもテンポ良くて物語の動きにスピード増すの感じたな。
敏感に〝ロストボーイ〟に反応するウェンディから逃れようとする少年は、あの晩離れてしまってその場に潜んでいた影を見つけて追いかけるのだけど、ベッド横跳びで軽々超えてく様がこれまた渡辺翔太で困った笑。YouTubeにあるよね(パルクール)
窓から逃げようとする影の足首捕まえて〝ガブッ〟て言いながら噛み付くのも噛み付いておいて〝ブーッ〟て😖こんな顔してるのも小さな子どもみたいでピーターパンが入り込み出すあたり(私にw)
またまた余談だけど、小さい頃の次男の兄弟喧嘩の技に〝噛みつく〟があったので、実はとてもリアルな幼児性だと思って見てた(余談すぎw)。
探していた影のなんたるか?と疑問を投げかけるウェンディにたくさんの分身である影をハーモニカ(ブルースハープ)で呼び寄せる少年。
多分ハーモニカのこのあたりに吹くとこの音、吸えばこの音みたいに確実に覚えててすかさないように思い切り息吹き込んでるんだろなー。すごい良い音するから最初効果音かと思ったよ。なんでもできるなあ、さすがすのーまんだよ渡辺くん。なので、ライブ、いや、願わくばソロコンでまた披露してねハーモニカ。
影を自在に操る少年に〝あなたナニモノなの?〟とウェンディに問われようやくピーターパンが名を名乗る。
〝海賊殺し・海の王子・空の悪魔・刀の名手…〟
この紹介セリフに合わせて下手から上手へ影の皆様に支えられて空中で後方に宙返りなどしながらタンスの上にのぼって
〝けっこう、いいやつ!〟
と、カッコつけて決めたつもりが軽くあしらわれてしまうので、ああ?って言いながら詰め寄るんだけど、この詰め寄り方が鼠小僧の江戸の人(2016年だったかの滝沢歌舞伎)みたいでちょっと混乱したw
トムだと思っていた空飛ぶ影がトムではないとわかり落胆したウェンディに対して〝雨が降り出しそう〟として〝まんまるビスケット顔に雨はダメだよふにゃふにゃになっちゃう〟も、元気づけようと〝パンはパンでも食べられないパンはなーんだ?はい。ピーターパン!〟もずっと覚えておきたい名セリフだったね。初見だった6月半ばよりこの場面だいぶノリノリだった千穐楽。笑
それでもなお改善されない状況に逃げるように帰ろうとするピーターパンからなんとかロストボーイの謎を聞き出すべく
〝キスしてあげる!〟
と引き止めるウェンディ。そして振り返るピーターパンが思春期男子の顔しててこっちまでドキドキwそして渡辺くんの声が良すぎる(って書いてある)
しかしキスが何かしら素敵なものだとは知りながら、それが実際何であるかを知らない少年は何かしらもらえるものだと手を差し出すのね。はー甘酸っぱい。ませたことを言ったもののおそらく他人にそういうキスをするのが初めてであろう覚悟決めたウェンディは少しホッとして、縫い物に使う指抜きを手のひらに乗せる優しいキス。
喜びを影に全力でアピールして、それなら自分にもできるとキスのお返しを試みるピーターが手にするのがつけそびれてそのままになっていたトムのボタン。今度のライブでうちわに「ボタンください」って書いたら渡辺くん投げキッスくれる?笑 は?なんのこと?ってなりそうだけどw
キスに浮かれて教えてはならないロストボーイの秘密がネバーランドにあることをついには口にするピーターパン。暴れる妖精を飲み込んでみたりもするも排出してwその物音に目を覚ますジョンとマイケル。そして感情が表れてしまい大きくなった妖精を〝いちばんさいしょの赤ちゃんが初めて笑ったとき1000個の小さなかけらに飛び散った〟それが妖精の始まりだと説明する。
ジョンの〝でっかい赤ちゃん〟の言い方大好きだった笑。
こちらはティンクこちらはウェンディって紹介する渡辺くんの声がいい(って毎回書いてある)
トムを失くして神経質に拍車のかかったマイケルはきっと知らない人が自室にいるのがいやだっのかな?出て行かせるべく詰め寄ると浮かび上がるピーターパン。ネバーランド行きを渋る弟たちを人魚と海賊で買収してw
〝僕を誰だと思ってる?あいつ(フック船長)の手を切り落とした張本人だぞ!〟
と言いながら二点吊りで地面に水平になる(シャドウズ支え)
標本にされるティンカーベルとのやりとりとかすごく好きだったけど省略(ここまでて7000字)
楽しいことを思い浮かべたら飛べると促すも、思い浮かべられない姉弟たちに妖精の粉をかけてあげるよう伝えるピーターパン。そして冒険の始まり。
〝右側のふたつめを行く。朝までまっすぐ進む!〟
〝さあ!行こう!〟
〝つかまって〟
左の手にティンクのステッキ、右の手にウェンディの手をとる渡辺くん、いやピーターパンが凛々しすぎて泣ける。だいじょうぶ?はセリフ?それとも渡辺?で心臓破裂するかと思った(してないんでしょ?とか言われそうw)。
低空飛行する様見せる時、極限まで水平になる瞬間があるのだけどあれどこの筋肉や?背筋力?とにかく危なげなく空を舞うこんな渡辺くんのフライング見られる日が来てもう担当冥利に尽きる。たきざーさんに見せてやりたいぜ←え
ビッグベン飛び越え夜のロンドンの街を飛び出してステージ天井への捌け。余談シリーズ(いつからシリーズ)ですけど場面を描くプロジェクションマッピング美しかった。前出の窓の外覗くウェンディの視線の先には雪が降ってたと思うので季節は雪が降るほどの冬なのかな。
場面が変わりロストボーイズがサッカーをしているのだけど〝フットボール〟と聞いて手に靴はめてボールをゴールさせる独自の遊び方しているところからがネバーランド。おもしろおかしく描かれているけどまだサッカーがなんたるか?などを学ぶ前に天に召された子どもたちである物哀しさもこのお話しのせつなさの大きな要因なのかな。
海賊たちの様子も描かれるネバーランドの序章。海賊になるはずではなかったマーティンさんは物語の要かな。年老いていくフックを揶揄する船員を鉄のフックで最初に粛清するのは残忍でもあるフック船長を表現するものかな。すぐ役目を終える役どころなのでよく見たらシャドウズの中のおひとりでした。太鼓持ちのスミーも要。要しかいない物語ですw
鏡よ鏡で美しさを鏡に問うた魔女の物語もあるけど、老いて衰えることを受け入れていくのは人の永遠の試練なのでしょうねえ。
そういえば〝こどもはおとなになれるけど、大人は子どもには戻れない〟という美しい物語で渡辺くんたちは育ってきたと言っても過言ではないので、こういった戯曲を描く方になにかしら共通するテーマでもあるのでしょうか。
場面は変わり。
子ども部屋を飛び出しネバーランドにたどり着いたウェンディを白い鳥としてティンカーベルの指示に従い矢を射るロストボーイのトゥートゥルズ。
撃ち落とした白い鳥がレイディー(ウェンディ)だと気づくロストボーイズの元に帰ってくるピーターパン。上手から下手へ飛んで帰ってくるピーターはこれまたシャドウズのおひとりで、渡辺くんは下手の袖から出るんだけど、以前なら渡辺くんはダミー側にいた時間の長い人なので、渡辺くんのダミーをしてくださる方がいること。とても感慨深かったです。
トゥートゥルズの放った矢は、ピーターがウェンディに渡したトムのボタンに刺さり命拾いをする。即ちウェンディはピーターパンのキスで命を救われるというたいせつな場面。
気を失っているウェンディを起こそうと肩ちょんちょんするピーターの幼さ可愛かったな。そしてやはりキスもハウドゥーユードゥーも知らないままロストボーイになった子どもたちもせつないけど、演技がコミカルでクスってなる。トムがロストボーイズの中にいると信じて探し出すことを諦めないウェンディの強さが徐々にクレッシェンドしていくのも高まる場面。
そこへティンクのお知らせとともに海賊が来るのだけど(ここは俺にまかせて君は逃げて)的にウェンディに向かってウィンクで目配せする(アイドル底力発揮)けど、海賊ならトムを知ってるかもしれないという知る欲求から逃げそびれるウェンディ。結局はウェンディを守りながら戦うも何者か(タイガーリリー)に拐われ姿を消すウェンディ。
フック船長を挑発するピーターパンが何度か描かれているのだけど、それこそがピーターパンのアイデンティティである殺陣のひとつめ。応戦するフック船長もしかり。違うのは時が確実に流れるフック船長とそうではないピーターパンとして描かれており、つまりどちらもせつないのだけど。
空まで追うことができないフック船長にピーターが(楽しいことだけ考えて)飛んでこいとけしかけるも飛ぶことはできないフックの哀愁たるや…いや全て石丸幹二さんの腕前あってのことでしょうけど。笑。楽しいことばっかじゃないもんねえって思いながら見てたw
海賊まいて、地下の家に戻るピーターの元にウェンディも戻ってきて痴話喧嘩みたいなのはじまるんだけどそのあしらいが渡辺翔太で悶えつつ、猿芝居(意味違うw)する渡辺くん見られて嬉しかったwこれで犬も猿もいけるね!ってかw
そのあと始まる遊びの時間がちょっとだけミュージカルっぽくなるのありがたや。カントリーの曲調に合わせて渡辺くんがステップ踏むなんてとても貴重。呼吸するくらい当然に軽く踏んで後ろでクロスする足さばきとか股関節開いてリズム取るとか大好きな大好きな渡辺くん。途中下手に移動してからはハーモニカだったっけ。遊びの時間だけでも映像ほしいよう。なかなかないよなこの曲調で踊る渡辺くん。振りだけならえびのバックとかで見たことあるような振り付けもあったけど。なのでとにかく記憶を反芻して忘れないでいたいな。
遊びの時間の一環にくまさんヨシヨシしたりハグしたりおめめ隠したりしてたけど詳細省略。ジョン・マイケルもネバーランドの楽しさ(青い幽霊のほたる見つけるマイケルとか)に現実忘れて遊び出すも、トムを見つけることが目的だと揺るがないウェンディへ
〝キリキリしすぎ!もっとネジを緩めなきゃ!〟
って芳根京子ちゃんの肩から腕なぞる渡辺くんに照れがなくてこっちが照れるw
ネバーランドの地図持ってくるトゥートゥルズに歓喜しながらも、ロストボーイズの母親ごっこもこなすウェンディ(ベーコンってそんなに嬉しいんだね)(オードトイレもこのへん)(オエーってエヅクの重ねてた)
ウェンディの気持ちはぐらかしてバブルボールの場面になるんだけど…要はバスケ?ポートボール?のネバーランド競技。ルールは女の子は参加できないということで、ここで最初の戦争ごっこのくだりと通じてるのかな。
影のみなさんに支えられて飛びながらゴール決める渡辺くん脇腹ぴーんって伸びて決められた角度に腕も足も伸ばしてるの本当にすごい。
その後遊びの時間に水を差すウェンディに空気が白けて落ち込む姿に心痛めるもどうしていいかわからないピーターパンの姿に、すれ違うダーリング夫妻をかぶせる場面。ついにら自分のすべきことのためにその場をあとにするウェンディ(とミセスダーリング)。
ウェンディに固執して拗ねるピーターパンを思うがゆえに嫉妬して嘘をつくティンカーベルも人間くさくて良い場面。
焚き付けられてフックと戦いに行くことを決めるピーターパンの
〝僕の剣を!〟〝剣だよ剣!〟
の言い方も大好きだった。
端折るけど(もうすぐ10,000字)
このあとウェンディがタイガーリリーとマーティンに出会い、海賊との戦いが始まる。…けどここね。滝沢革命の熊野の海!思い出しちゃう。甲板で夜明けを迎えるショウタ懐かしいね。
その後、フックに〝戦う〟か〝ウェンディを助ける〟かを問われ条件反射のようにフックと戦うことを選び、ウェンディはスミーに連れ去られるとピーターがついにはフックの剣に刺されて一幕終了。
この戦いの場面はワイドショーでも少し残してもらえていたけど澱みなく膝滑りでクルクルターンするの秀麗すぎてりくりゅうペアに負けてなかった(比較違い)。
〝これは遊びだ〟
〝死ぬって素敵な冒険じゃないか〟
…要はなにもかもひきうけてやるあれですか?てなったけどwそれはまた別のお話し。笑
【第二幕】
黒いお衣装(喪服)のティンカーベルによる葬送。お葬式ごっこを意味してるのかな。子どもの残虐性などを物語っているのかな。とも。
てか二幕の最初に木魚の音聴く舞台もかつてありましたけどねwこのたび渡辺くん送られる側w
しかしピーターパン。もう死ぬことはないのでおどけた様子で生き返るも刺された脇腹に痛みを抱えてる様子。ロストボーイズにフックとの戦いの様子を聞かせて気を引く場面からはじまる。
海賊にあつらえられたドレスに着替えてジョリーロジャー号に囚われたウェンディ。知るはずのないトムの居場所とタイガーリリーの命との引き換えにロストボーイズの居場所を教えてしまうウェンディ。船上でのマーティンとの〝んんんー〟のくだりも大好きだったけど省略。タイガーリリーの命を助けたことで2人の友情が芽生える大切な場面。
まるでお話しを読むようにフックとの戦いを誇張してロストボーイズとジョン・マイケルに読み聞かせるピーターに、少しだけ本質を忘れていないマイケルが〝ウェンディはどこ?〟と問われると、嘘をついている自分の罪の意識に苛まれ耳を塞いで苦しむピーターパン。
この狂気じみた演技すごかったねえ(語彙)
嘘つくと閻魔様に舌ぬかれるよ!って話し、子どもの頃本当に怖かったの思い出したもん。
誇張したフックとの戦いの作り話を続けられず思わず戦闘の指示を出すピーター。ドリボでも〝行け!〟って凄む場面あったけどこのかっこよさったら全渡辺担が悶えるやつ。そしてドリボはこの苦しみがあるから後の場面で救われてよかった…と思うのよね(なにその思わせぶりw)。
先に仲間を送り出し、ひとりになったピーターはお決まりに現実から逃避していつものようにティンクを伴おうとするも、ウェンディを失ったと思い込んで落ち込むピーターを見透かすティンクは〝その顔。涙で濡れてるよ〟と(ふにゃふにゃになっちゃうビスケット顔と呼応してるのかな)。
子どもとその先の自分との狭間で揺れるピーターパンと、一途な気持ちゆえ同じく揺れるティンクが愛情を育む場面でついにはウェンディの無事を伝えるティンカーベル。〝海賊に傷つけられてない?〟←この言い方大好きだった
ウェンディの無事を知り舞い上がるピーターパンを見てやはり良い気持ちがしないティンクと競り合ううちに妖精の粉がかかり気を失うところに、居場所を知ったフックがやってくる。
〝恵まれた少年〟ってフックのセリフがフックのピーターを思う全てを物語っているのかな。失ってきたものへの憧憬。人生とはLOSTだらけ。と突きつけられる哀しい場面で毎回石丸さんのお芝居に泣きそうになってた。時が止まればいいのにね。
眠るピーターへのとどめを指せず、かわりに毒の入った薬の瓶を傍らに置いていくフック船長。それを物陰から見ているティンクは、目を覚ましたピーターの代わりにそれを飲み干し倒れるのを見てすべてを察するピーターパン。ティンクに命の力を吹き込むべくネバーランドを夢見る子どもたち役に客席巻き込むと拍手の力で妖精の灯りにもう一度火が灯ることでティンクが生き返る力強い場面。
ホッとしたピーターが
〝僕はもう女の子と遊ばない方がいいのかも〟
〝みんな死んじゃうみたいだから〟
リップサービス?ってなったよもちろん。生かすも殺すもあなた次第(激重)笑
ピーターに力強く抱きしめられ愛を受けとることでもう一度ウェンディを助けに行くよう背中を押すティンク。健気で胸うたれる。
ピーターが隠れ家を出てほどなくして現れるウェンディとタイガーリリーとティンカーベル。歪み合うも一致団結して戦いに向かう場面。
みんながそれぞれにたいせつにしたいものが明確になる場面だね。
ロストボーイズとジョン・マイケルは海賊に囚われ場面は船上へ。助けに来るピーターも隙を狙われマストに縛られるが、味方を得て強さを増したウェンディに助けられる。
〝ピーター落ち着いて!キリキリしない!〟
ウェンディが概念としてのピーターパンになる素敵な場面だったな。
ティンクを含め派手に応戦するうち、海賊が蛍に目潰しされて海に落ちるの童話的でとても平和なのに、ウェンディを庇うためタイガーリリーがフックの銃弾に倒れて絶命するというシリアスシーンもあり、絶対絶命で降伏しようとするウェンディのもとに船の中からグロックで酔っ払ってへべれけにロストボーイズが出てくるのまた平和的。めまぐるしい笑。
そしてこのあとが世界で一番甘やかな渡辺翔太(言葉選びおかしいw)
一幕に同じく、つまらない大人になることを想像させ感情を逆撫でするフックの問いに戦いを続けるかウェンディを助けるかで選択を迫られるうちに追い詰められて船から落ちる…
ウェンディを!
ついには!助けにいくピーターパン!
いや渡辺くんはウェンディ京子ちゃんを抱き抱えて上手側を回ってくるのですけど、渡辺くんの腕の中にすっぽり包まれる芳根京子ちゃんホントに!あそこだけ少女漫画かと思ったよー!
てウハウハして見てたけどあれは海の上を飛んでいるってことでいいのよね?笑
無事に船にウェンディを戻すと決戦へ。船尾のヘリにしがみつく腕っぷしが見るたびにがっしりしていて、舞台期間中で顔は痩せてくのに体は勝手におっきくなる。なんて、昔渡辺くんがお仕えしてた座長さんもそんなことよく言ってたなあなど思い出したり。
はい。
身代わりになったスミーを失い孤独を突きつけられるフック船長。そしてこのあとついに一騎打ち(たまにウェンディ手助け)!
〝どうした?疲れちゃったのか?〟
ってフック船長を煽るピーターも千穐楽は本当に髪振り乱し呼吸も荒くて手に汗握る大接戦。
〝海賊殺し!海の王子!空の悪魔!〟
この辺の気迫が凄すぎて思わずのけぞってしまとたよ。受け止めきれないほどの渡辺くんからのエナジーを必死に受け止める幸せな感覚は舞台の距離感ならではだなあ。大好きだよこういう瞬間。
殺陣の中で高速でダブルターンするのは多分初めて見るような。息呑むほどかっこよくて、タイガーリリー死ぬあたりから溢れそうだった涙がこのへんでもう止まらん。自担のかっこよさに泣けるのオタク人生の最高到達点だよ。渡辺担で生きてこられて本当に幸せ。
余談ですけど。この舞台が決まったとお聞きした時〝洋刀持つ渡辺くん見られるかも!〟と湧き立ったのですけど、ピーターの剣は日本刀のような形で洋刀じゃないのだけど、この場面で自分の剣落として?代わりに拾う剣が洋刀という場面がありまして。麗しかったです。令和のリボンの騎士でした(としばれる)
そしてついにはピーターの剣を受け自分で終焉を決めるようにさらに深く刃を差し込み命を落とすフック船長。海賊船を乗っ取って湧き上がるロストボーイズたちとは裏腹に苦悩の表情を浮かべるピーターパン。アイデンティティを失ってこれからの自分の存在意義を問うて憂う表情だったのでしょうか。
歓喜する仲間と自分自身に自信をつけその存在意義に気づく弟たちをマストから眺めるウェンディの元へ浮かび上がるピーターが訥々とロストボーイズの所以を語り始める。
初めはそれまでそうしてきたように茶化して家族ごっこのお父さん風情でウェンディに語りかけるピーターなのですけど、堺に移るころまるでミスターダーリングのように見えて、進化する渡辺くんの演技感動しちゃったよ。すごいすごい!
お父さん役はピーターが本来の姿ではないとわかっているウェンディがそれを諭すと、ウェンディはトムのボタンを握り締めて〝わたしはトムを探したい〟と意志を確認するのだけど、ピーターにとってはそのボタンは〝僕のキス〟。
この場で無くしてしまったと見せかけたウェンディからもらった指抜きのキスは、ピーターがウェンディのネグリジェに潜ませるのかしら?
〝なんでも平気で忘れちゃうのね。よくないわ。わたしはなんでも覚えてるのに〟
〝そんなのやめなよ。忘れなくちゃ。覚えておくなんて悪いことだよ〟
このセリフ初見から苦しかったな笑
血の滲むような努力も映像もとより様々な媒体でもなかなか形にしてもらえなかった渡辺くんを絶対忘れたくなくて頭の中で何度も思い出して執念で文字にしてきたからね笑。
踊る君を見て始まって。初めてのお話し声も初めて歌声聴けたときの感動も今もずっと覚えてるよ。
〝覚えておくなんて古くさくて重くてオエーってなる〟
ってまるで渡辺くんに言われてるみたいでちょっとだけ傷ついた初見。笑
〝忘れるのは冷たいしひどい〟を
〝少しはわかってる〟って言う時の渡辺くん…いやピーターがとても慈愛に満ちていて一瞬で報われてしまったけど。笑
星になったピーターはお母さんが恋しくて会いに行くも自分のベッドに新しい赤ちゃんがいたという過去を〝傷ついたでしょ?〟と思いやるウェンディの言葉はピーターへの母性そのもので、痛みをわかってもらえたことでピーターの傷も少しは癒えていくのかな。
そうして亡くなった子どもを迎えに行き夜空のお星さまとして放つ使者であることをようやく告げるピーター。失った子どもを想う涙の揺らめきが星のきらめきだとウェンディに伝えるとさらに苦悩するように見えるウェンディに
〝悲しくはないよ〟〝家族全員がたった1秒でも〟〝純粋に幸せになれたら〟〝ロストボーイは開放されネバーランドにたどり着く〟
今まで秘密にしていたロストボーイズの謎をウェンディに伝えるとそれでも
〝トムを忘れたくない〟と食い下がるウェンディへいよいよ魔法をかけるピーターパン
〝トムを忘れるのではなく、悲しむことを忘れる〟
この言葉で自分がつけそびれたボタンのせいでトムが死んでしまったと自身を責め続けてきたウェンディがその苦しみから開放される瞬間。芳根ウェンディちゃんは狂おしいほどのトムへの愛情放って光が差すのが見えるような迫真の演技で、会場中から聞こえるすすり泣きにもつられてもつぼっろぼろ笑。〝悲しむことを忘れるんだ〟というしょっピーターの強くて優しい節回しも相まってぼっろぼろ笑。
ここまでに何度か唱えてきた決めセリフを、この場ではまるで自分におまじないをかけるように
〝勇気があって強い私はこれから冒険にでかける〟というとふわりと浮かぶウェンディ・ダーリング。
降りてくるウェンディの両手をとって優しく旋回させるの。あれね。あれまたタッキーが革命やら歌舞伎やらで女ダンさんやバレリーナとやってた風景と重なってしまってこのあたりで号泣w
渡辺くんはついにここまで来てるんだなあ。
もう思い残すことないよ(まだ死なんけど)
やまびこヤッホーも最後のがいちばん好きだった。だてさく担には〝最初からその方がいい〟って昔よく言われたけどwそういう少し器用じゃない渡辺くんが大好きだから私はそれでいいの。それがいいの。笑
ウェンディが見つける流れ星はトムだね。
そしてそれがキスだとも知らずに愛おしさを堪えきれず星空イチせつないくちづけをウェンディに落とすピーター。
渡辺くんから発せられるキスに全集中すべく水を打ったように鎮まる会場の空気がより緊張感増して(勝手に)相互の集中力がたまらないキスシーンでした。笑
照れ屋の渡辺くん。よくぞやりきりました(アプローズ)(心の中で)と同時に、なかなか抜けないピーターパンロスはこのシーンのせいかなあとも。
そう。ここでも不意にLOST。
自分がいまウェンディにしたのが本当のキスなのかと薄らと気づくピーターに同じく愛おしさ溢れてピーターの唇にウェンディが近付くと夢から覚めるように我に帰るピーター。
〝僕は永遠にずっと子どものままで楽しくあそんでいたい〟
同じく夢から覚めるようにウェンディも
〝遊んでて〟
と。
お互いの本懐遂げるため、芽生えたばかりの恋心という愛の形を失う場面。わかりやすくは失恋のLOST。下手に走り去るピーターを背中に感じるウェンディの喪失感あふれる表情が苦しくてせつなくて美しい。LOSTの物語を象徴するクライマックスだったね。
そして賑やかなネバーランドに新しい仲間がやってくるのね。
トムを迎えるジョンとマイケル。強く抱きとめるウェンディ。
〝地上に降ろしてくれてありがとう〟
〝時間かかっちゃってごめんね〟
ここまでへのウェンディのトムへの愛情のクレッシェンドが素晴らしくて何度でも反芻してしまう。大千穐楽、姉弟たちみんな涙声で感動が会場から溢れ出てました。
トムを家へ連れて帰ろうとするもカスタードとミミズなんて言い出すし、ならばネバーランドに残ろうとするも新学期のために帰ろうなどとジョン・マイケルに言われるし。そうしてついにはロストボーイになってしまったトムに戸惑うウェンディを〝トムのめんどうを見る。約束をする〟と初めは敵役でもあったティンカーベルが強く抱きしめる。すっかりロストボーイズに馴染んで遊び始めるトムを見て安堵する兄弟に諭され、ようやく自分たちだけで帰る決意するウェンディ。
(最後も妖精の粉かぶるんだったかな(思い出せない泣)
〝左側のふたつめをまっすぐ夜まで進む〟
来た道を帰る姉弟たちを物陰から寂しそうに見上げるピーターパン。どうか心に落とした影が晴れる日もありますように。
場面転換にシャドウズが舞台上に家具をひとつずつ子ども部屋へ戻していくのだけど、ストッパー確認しながらもきっちり定位置に戻し清流のように舞う姿がね。かつて屋台骨だの縁の下の力持ちだの言われ続けてきたすのーまんと重なってしまって感慨深かったのですけど。マンビィさんはそれをエンジンと称してくださってたとパンフレットでお見かけして、なんて素敵に言い表すのでしょうね。ここで拍手送らなかったの今でも心残りです。
そうして姉弟がお家に帰る頃、体裁や義務ではなく
〝愛だけのために〟
と妻を求めていると伝える夫。ようやく和解した夫妻の様子をタンスの中で覗いていたかのように飛び出してくる子どもたち。
ネバーランドでトムにウェンディが言ったように、母親から〝もっと早くそう(仲直り)できなくてごめんなさい〟と言われて、お母さんがわりしなくてもいいんだよ、あなたはあなたのままで(意訳)と告げられることでこわばってしまったウェンディの心が昇華されてホッとして
そのときウェンディの口の端に秘密のキスがあることにお母さんが気づくのだけど、くるくると動揺する様は少女だったころの記憶を蘇らせているのかな。
そうだとすると、そこまでは忘れてしまっていた〝忘却〟という意味のLOST。そしてそれはいつしかウェンディもこの冒険のせつない体験を過去のものとして受け入れて記憶が遠いものになっていくであろうやはり忘却のLOST。忘れてしまったほうが強く生きられることもあるからね。それでいいと思う。
いつしかネグリジェのポケットに潜まされていた魔法の粉の入った指抜きがこの冒険を思い出す唯一のカタチだと。
とてもとても甘やかな終幕。
〝誰にだって自分だけの冒険があるのよ〟
お母さんが恋しくて一度はお家を覗きにいったピーターパン。今度はウェンディの幸せを願うべく覗きに来たのでしょうけど、そのお顔は決して嬉しそうとは言えなくてやはり彼の幸せも願わずにはいられない。
子どものままが幸せなのかな。すべてのLOSTを受け入れてピーターもおとなになる日がくるのかな。
その先の物語はこの本を閉じた瞬間に私たちが想像することできっとピーターパンは生き続ける。といったところでしょうか。
【カーテンコール】
暗転から照明が入るとキャストの皆さまが出ていらっしゃる順に子ども部屋の家具などを捌けさせてお辞儀。渡辺くんは最後の方(拍手しててメモるの忘れたw)
テーマソング?に合わせてみなさまで踊るんだけどこのかんじね、アメリカ西部開拓時代の酒場風情とか風と共に去りぬとかエデンの東あたりのダンスシーンみたいで、そんな中に渡辺くんがいるだけでとても高まってしまったので、マンビィさん次は渡辺くんにエデンの東とかどうかな(届け!)(届くか!笑)
掛け声高らかにペアダンス操る軽いステップも芳根さんリードする腕も渡辺くんはとてもたくましくてそれが新鮮で、まだこんなふうに新しい好きを重ねられることがとても嬉しい。
銀色のテープが放たれていよいよ終幕。
しかし公演終了のアナウンスかき消す拍手の喝采に5度目のカテコで芳根さんと声合わせて
\(ありがとうございました)/
で、大円団かと思いきやそれでも鳴り止まないアプローズに、ラジオでぶっちゃけてたあれ笑。サスペンダーすっかりおろしてもう一度上手袖から出てきた渡辺くんはいつもの捌けたがりなやつよねw
マイク入れていただいてもう一度今度はみなさまと声合わせての\(ありがとうございました)/
ラジオによるとそのあと10分で出ないといけなかったそうなので本当に押してたんだね。何度も呼んじゃってごめんなさい。
現実にお戻りください。ネバーランド終わりなので働きましょう!
は自分への鼓舞でもあったのかな。おつかれさまでした。大変だと思うけど夢に見てきた今のお仕事量だね。おめでとうございました。
感動って言葉だけでは言い表せない複雑な感情にピーターパンをLOSTすることを拒んで数日過ごしたけど、これ書き終えたら私も次へ進むね。
いや、進めるかな。笑
どんなお仕事も渡辺くんが活躍する姿見られるだけでありがたいのでどんなときも応援してるけど、かの帝国劇場ラストのDREAM BOYSの座長からフィジカルシアターとまで銘打つ舞台の主役にと、クリエイターの方々に見初めてもらえたことは…なんだかね…烏滸がましいけど…長らく舞台上の渡辺翔太の爆発的な魅力を唱えてきた身としては…やっと気づいてもらえたような…自分も褒められてるような気がして本当に嬉しかったのよね。まあ、笑。何はどうあれポテンシャル全開(なんだって出来る人なんだから!)(贔屓目)(言わせといて笑)で生の板の上で生きる渡辺翔太がいちばん好きです。舞台(…願わくばミュージカル)のお仕事が渡辺くんのライフワークのひとつとして
どうぞどうぞ続いていきますように。
最後になりましたが、それぞれに計り知れないエネルギーで命を吹き込んでくださり心揺さぶる感動とともに渡辺くんのピーターを輝かせてくださった全てのキャスト様スタッフ様本当に本当にありがとうございました。またご縁がありますように。
sincerely …mizuki